「ガールズ&パンツァー最終章・第1話」LIVE ZOUND版感想(限りなくバレ無し)

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「ガールズ&パンツァー最終章・第1話」を川崎チネチッタのLIVE ZOUNDで観てきましたのでネタバレ無しの感想を書きたいと思います。

結論から言うと先の劇場版に勝るとも劣らず面白く、ハイクオリティで、期待を全く裏切らない出来でした。

これがあと5話も観れるとは・・・この先の話数が楽しみ過ぎます。

ガルパンとLIVE ZOUNDの相性が最高すぎる

私は劇場版も川崎チネチッタのLIVE ZOUNDで観たのですが、ガルパン以上にLIVE ZOUNDの重低音強調音響と相性の良い映画は無いのではと思います。

というのもガルパンは実写では絶対に真似できないファンタジー世界で、2次大戦で活躍した主力戦車達がカメラの目の前でバンバン主砲を撃ちまくり、四方八方から飛来する砲弾が女子高生をかすめて主装甲に弾かれるという、超臨場感のあるカットの連続です。

戦車のクロウラー、エンジンの音、砲塔旋回音と、全て重量音の奔流というわけです。

これがサブウーハーで強調されて体にビリビリ震動が伝わってくるんですね。

スペクタクル系の映画も良くLIVE ZOUNDで上映しているのですが、やはり兵器の音というのが一番この音響システムに合っていると思います。

今回の「最終章・第1話」ですが、冒頭からシリーズおなじみの超ハイクオリティ戦車戦、しかも最初からクライマックスでした。

シチュエーション的にも激戦で、LIVE ZOUNDで観て本当に良かったと思いましたね。

若干47分とは思えない高密度なシナリオとバトル

ガルパン最終章は全6話だそうで、私は1話が何分かも知らずに観に行ったのですが「え、あれで47分しかなかったの?」という感想でしたね。

それぐらい密度が高かったです。

恐らく1クール12話分の尺を劇場クオリティ(予算)を使い、TVシリーズ2話を1話単位で作ろうという計画なのかと思いますが、この尺配分は最終章1話を観る限り上手くいっています。

中途半端に終わることなく、続きがすごく気になるいいタイミングで終わりました。

47分あるので学園パートにもかなり時間を割いており、シナリオも「ほう、そう来たか」という面白いものでした。

いや「今回はどうやって大洗女子学園を廃校に追い込むんだろう」と思ってたんですが・・・これぞ「期待を裏切らず予想を裏切る」でしたね。

また、見どころの戦車戦も、相変わらずのキレッキレなクオリティです。

第1話の対戦相手は、今まで無視されてたあの国「え、お前ら2次大戦中に戦車なんて持ってたの?」をモチーフにした学園です。

いや、てっきりルノーとか出てくるのかと思ったよ・・・。

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え?君ら速攻で占領されたよね?

大洗女子学園に9輌目の戦車追加!

ガルパンの上手いところは、主人公の西住みほ率いる大洗女子学園が、戦車的には言わばオールスターチームで、他の学園は大戦時の各国を模しているという絶妙な構成ですね。

大洗女子学園の使う車輌には国縛りがなくバラバラなので、毎回どの国の何が出てくるのかワクワクするという効果があります。

今回も新戦車が追加されたのですが「おーい、そんなもんどうするんだー」と盛大にズッコケるというか、出オチ感満載の車輌でした。

それが最後にあんな活躍をするとは!

だからこの「タンク」なのかと。

いや、このアニメのスタッフすごいなぁと改めて思います。

学園艦だから今までもセーラー服の水兵さんがしょっちゅう出てきましたが、なるほど、船舶課というものがあると。

つまり海軍ですね。

海軍国で戦車と言えば、戦車の事を巡航戦車とか言って「陸の艦艇」扱いにしちゃう国がありますよねー、と。

にしてもその時代、その車輌は対歩兵用ですぜ。いやタンクはタンクなんですがね。

バレはここまでにしておきます。

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ゴリアテ君ではないです。

盛大に吹いたセリフ

相変わらずギャグパートのノリが悪ふざけしてて大好きです。

今回ポップコーン吹きそうになったのは、意外にも「元風紀委員長」そど子ちゃん(ナナチ声)のセリフでした。

「ここから先は大洗女子学園のヨハネスブルグと言われてるのよ。」

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まさにヨハネスブルグですな!行ったこと無いけど。

敢えて苦言を言わせてもらうと

戦車1輌につきキャラクターが最低3人は必要になるため、キャラの描写が薄くなったり、キャラの造形にイマイチ魅力がないのも事実です。

そもそも、キャラ絵についてはTVシリーズからして島田フミカネのデザインと似ても似つかない残念作画なんですよね。

これ、島田先生起用する意味無いでしょう。

もっとも、ちゃんと島田フミカネに見えるアニメって、今まで「スカイガールズ」しかないので、きっと難しいんでしょうね、あのタッチというのは。

ストパンも、ガルパンよりマシですがそれでも全然似てなかったからなぁ。

いっそ新シリーズではキャラもCGにした方が、下手に手描きするよりマシなんじゃないのかね。

絵はもとより、キャラもこれだけ増えると、まぁプリキュアの映画状態です。

一言二言セリフをしゃべって終了ってやつです。

プリキュアと違って全員の変身バンク見せる必要ないから、まだストーリーを展開できる余地がありますし、全員が絡む必要はないんですが、その分せっかく出てきた船舶課の新キャラ達がちょっと「無理にひねり出しました」感がありましたかね。

まぁ彼女らについては今後の話でどう化けるか・・・いや、1話で出落ちしちゃったんで無理っぽいんですけど。

  2017年

監督 水島努

47分

キャスト:
渕上舞
茅野愛衣
尾崎真実
中上育実
井口裕香

オススメ度:5.0/5.0

ぜひ劇場で観る事をオススメします
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