ロジクールのGシリーズを買うと使えるようになるハードウェアマクロ機能で楽器演奏をさせてみようツール「FF14PlayMusicScripter」ですが、パッチ4.2で楽器演奏に加えられた仕様変更に対応しました。
演奏自体にすっかり興味を失って放置していましたね・・・。
というか、このコンテンツ、空島やゴールドソーサー並に廃れてると思うんですけど、需要あるんですかねぇ。
あと「ファッションチェック」、アレも私は一切参加してません。何なんすかアレ。
と言うか、むしろ私がファッションをチェックする側なんだが?
ツール最新版及び演奏サンプル動画
※ツール用固定ページを作りました。こちらに最新版とマニュアルがまとまっています。
FF14PlayMusicScripter Ver0.4.0(FF14パッチ4.2対応版)
ダウンロードはこちらから
パッチ4.2の楽器演奏仕様変更について
ググっても説明らしい説明に全くたどり着けなかったので、とりあえず勘で触ってみました。
アクションリストにPERFORMってのが追加されています。
このアイコンが楽器の音色に相当し、これを押すと選んだ音色での「楽器演奏モード」に切り替わります。
このモードの特徴として、演奏に関するキーのアクションしか効きませんし、既に別アクションに割り当てられているキーと鍵盤のキーが被っていても、演奏のみが実行されます。
ホットバーの類も自動的に非表示になり、まさに「演奏専用モード」に移行します。
デフォルトではこのようなキーアサインになっているので、ツール(FF14PlayMusicScripter 0.4.0)に同梱しているサンプルのキーマッピングファイル(mapping.csv)もこのデフォルトに変更してあります。
以前までは、他のアクションと被らないように37鍵盤分のキーアサインを用意しなければいけなかったので、このmapping.csvを各人の環境に合わせて設定する必要がありました。
しかし、パッチ4.2でのこの言わば楽器演奏専用モードという仕様変更で、むしろこの設定はデフォルトのまま、わざわざ変える必要が無くなりましたね。
さて、パッチ4.2でもう一つ大きく変わった点ですが、見たとおりピアノの鍵盤のような楽器演奏モード専用UIが用意されています。
しかし、ここには1オクターブ分(12音)+次のオクターブの「ド」の鍵盤しか表示されておらず、残りの2オクターブ分は、Shift(1オクターブ上げる)/ Ctrl(1オクターブ下げる)のいずれかを押しながら鍵盤を押す、という操作で再生するようになりました。
つまり、キーアサインは1オクターブ12個+最後のド+Shift、Ctrl、の15個で済むという事になります。
以前は、37鍵盤分のキーアサインが必要だったのが「Shift押しながら」「Ctrl押しながら」で上下のオクターブに切り替わるという仕組みですね。
この仕様変更、巷では不評のようですが、一体何が問題なんでしょうか?同時押しがやり辛い?
ツーラーには全く関係ないし、むしろ歓迎なんだが!
FF14PlayMusicScripter Ver0.4.0の変更点について
上に書いたとおり、オクターブの変更が「Shiftを押しながら」「Ctrlを押しながら」という仕様に変わったので、以前のように「Ctrl + Shift + 0」を「ド」にアサイン、と言った事ができなくなっています。
まぁ厳密にはできなくは無いのですが、むしろ「演奏専用モード」のおかげでそんなアサインをする必要がなくなりました。
なので、ツールからもその機能が無くなっています。
それ以外の使い方については、Ver0.3.0までと変わりませんので、初めての方は過去の記事を参照ください。
オクターブ変更処理とmapping.csvについて
同梱のmapping.csvを開いて頂くと、このようになっています。
ド-1, q ド#-1, 2 レ-1, w ミb-1, 3 ミ-1, e ファ-1, r ファ#-1,5 ソ-1, t ソ#-1, 6 ラ-1, y シb-1, 7 シ-1, u ド, q ド#, 2 レ, w ミb, 3 ミ, e ファ, r ファ#, 5 ソ, t ソ#, 6 ラ, y シb, 7 シ, u ド+1, q ド#+1, 2 レ+1, w ミb+1, 3 ミ+1, e ファ+1, r ファ#+1,5 ソ+1, t ソ#+1, 6 ラ+1, y シb+1, 7 シ+1, u ド+2, i
以前と同じように3オクターブ+1の37音分のアサインが書かれていますが、全オクターブ、キーアサインは共通となっています。
オクターブ変更はツール内で、「ド+1」の場合は「Shift + q」、「ド-1」の場合は「Ctrl+q」というふうに自動で行っていますので、これで正しいです。
譜面データは変更無し
FF14内で押すキーアサインを、ロジクールのデバイスが再生するスクリプトで変更しただけなので、譜面データ(PlayDataと勝手に名付けた)は以前のものがそのまま使えます。
例えば、ツールに同梱してあるサンプルの「ド-1レ-1ミ-1ドレミド+1レ+1ミ+1」と弾く譜面データ(sample_playdata_doremi.csv)は、以前のバージョンと変わっていません。
一方、これをスクリプトにコンバートしたdoremi.luaはこうなっています。
PressKey("lctrl") PressAndReleaseKey("q"); Sleep(200); PressAndReleaseKey("w"); Sleep(200); PressAndReleaseKey("e"); Sleep(200); ReleaseKey("lctrl") PressAndReleaseKey("q"); Sleep(200); PressAndReleaseKey("w"); Sleep(200); PressAndReleaseKey("e"); Sleep(200); PressKey("lshift") PressAndReleaseKey("q"); Sleep(200); PressAndReleaseKey("w"); Sleep(200); PressAndReleaseKey("e"); Sleep(200); ReleaseKey("lshift") PressAndReleaseKey("2"); Sleep(200); PressAndReleaseKey("w"); Sleep(200); PressAndReleaseKey("3"); Sleep(200);
はい、単純ですね。オクターブ変更時にlshift、lctrlを押したり離したりしているだけです。
なので、ロジクールのゲーミングソフトウェアに記述するスクリプトの方は、今回の仕様変更により、Ver0.4.0のツールで出力し直したもので書き直す必要があります。
一応これでパッチ4.2以降「アラミゴの歌」とか演奏してみましたが、問題なく再生できています。
楽器演奏モードについて
パッチ4.2での仕様変更によって、37個のキーアサインとそれらを全てHUDへ登録するという作業が無くなりました。
楽器演奏モードでは、音の再生以外のキーをほぼ全て受け付けないので、既にアサイン済みのキーも使えるようになりました。
現状のシステムで費用対効果を考えたら、今回の仕様変更は妥当な実装だと思います。
まぁ、誰ももう演奏なんぞに興味を持ってないってのが1番問題ですが。
一方で、音色を選ぶと同時に演奏モードに切り替わり、モードを抜けるにはESCを押すという仕様なので、せっかく4つの音色があっても混ぜて演奏すると言う事ができません。
また、演奏用のキーしか受け付けないので、以前のように演奏中にエモートを挟んだりする事ができなくなりました。
要は自由度が下がりましたね。個人的にはどうでもいいですが。
まー不評なのも分かります。
断言しますが、どうせ詩人に関する事なんで、そのうち「やっぱ今回の仕様変更ナシ!前のに戻します。理由は、詩人はド下手ばっかなんで、演奏する人口減っちゃったから」とか言って元に戻りますぜ、絶対。
矢撃つ度に「シュー」とか言ってキャストが付き、黒魔並みに固定砲台を強いられた時のようにな!