私は基本引きこもりなので長期休暇はもっぱらゲーム三昧なんですが、たまに旅行に行ったりもします。
海外はアジアやアメリカには行った事があるんですが、ヨーロッパには行った事がありませんでした。
今回ゴールデンウィーク真っ只中に7日程使ってローマ・フィレンツェに行くという暴挙に出てみましたので、何回かに分けて記事を書きたいと思います。
ローマ・フィレンツェ雑感
第一回は意外だった事、予想外だった事を書きましょうかね。
5月のイタリアでも天気は不安定
イタリアへ旅行するには5月~7月がベストシーズンで、日本と違って梅雨が無く、空気は乾燥して天気も良いというのが通説なんですが、今年のゴールデンウィークに関しては終始天気が不安定で、日程の半分ぐらいはどんよりと曇っていました。
↑フィレンツェのベッキオ橋。日本のディズニーシーにパチもんが造られてます。空はかなり曇ってます。
激しい雨、しかも雷雨に降られるという事もあり「なんだこの鬱陶しい国は」という印象でしたね。
行った事無いんですが、イギリスってこんな辛気臭いイメージがあります。
ただ、たまに激しい雨が降っても1時間もすれば雲間が見え、天気がいい時は本当にカラッとして過しやすかったです。
何時間も雨が降り続ける、なんて事には遭遇しませんでした。
↑バチカン、サンピエトロ大聖堂のキューポラを登っている途中。雲一つ無い上天気。
別に料理はそれほど美味しくない
本場のイタめしってさぞや美味しいんだろうと期待するじゃないですか?
ですが、日本と同じと言いますか、その辺のレストランで出てくるものは、まぁ別に・・・って感じでした。
まずいわけじゃないんですが、「すごく美味しい」とは思いませんでしたね。
というか、「日本でも普通に食える」ようなものばっかり、というのが正解でしょうか。
エスプレッソが特別美味いわけでも、カルボナーラが特別美味いわけでも、ピザが特別美味いわけでも無かったです。
一言で言うと「普通」。
超高級レストランにでも行けば、美味しいものが食べられたのかも知れませんが、それ日本でも同じだから。
↑まずいってワケじゃないんだけど・・・。
恐れていたほどスリとか犯罪が頻発しているようには思えない
ローマ、フィレンツェと言った観光都市は常に人が溢れかえっているので、もちろんスリも沢山いたんでしょう。
ですが、よっぽど隙だらけな状態でのほほんと歩いていない限り、標的になる気はしませんでしたね。
私はどの外国に行っても常に気を張っていて、向こうから近づいてくる現地人は女子供含め全員敵だと思って接しているんですが、同行者曰くそんなオーラが出ているらしく、特に怪しい人に絡まれたりはしませんでした。
危ないと言われている地下鉄に一人で乗ってみたりしましたが、別になんて事はないです。
もちろん日本と違って、寄ってくる物乞いや奇声を上げるババァなんてのを、街のいたるところで良く見かけました。
こういったアクティブ乞食が多いというのは、確かにイタリアらしいのかも知れません。
この手のを遠ざけるには、コミュ障の得意とする防御バフ「私はお前を絶対に拒絶する。だから近寄るな。」をキッチリ発動しておけば良いかと。
彼らも時間を無駄にできないので、面倒臭そうな相手には最初から近寄らないんでしょうね。
ライフルを提げた兵士が街中にやたら立っている
カラビニエリ(軍警察)なのかもしれませんが、彼らは彼らで黒地に赤のラインの独特な制服で、別にライフルを持って警備しているのを見かけましたので、これは陸軍じゃないかと思います。
街中、地下鉄のホーム、駅、観光名所などに、必ずツーマンセルでアサルトライフルを持って立っています。
この姿はローマ、フィレンツェ共に本当に良く見かけました。
むしろ警官よりも沢山いるんじゃないか。
携帯しているアサルトライフルに触れそうなぐらいの距離まで近づけるので、軍オタには嬉しい限りですね。
アサルトライフルですが、G36Cらしいものが1番多かったです。
G36Cのデフォルトのダットサイトを外して、別のダットサイト乗っけてるようでした(あんまりマジマジと見る勇気が無かったんですが)。
ただ、FNCやAK100系、M4系を提げているペアも見ましたので、統一されている感じじゃなかったです。
見ての通りアサルトライフルで、SMGは一切見なかったですね。
アメリカの街中ではせいぜいMP5でしたけど。
こいつらは何と戦うつもりなんだ。
ストックに関しても、スライドストックだったり折りたたみストックだったりで、ライフルも統一されていないから随分装備に自由度があるんだなぁと思って見ていました。
AKとかNATO弾使えないと思うんですが、個人の好みで携行する武器選べるんでしょうか。
ハンドガンはグリップしか見えませんが、殆どGLOCK、たまにベレッタって感じでしたね。
イタリア人は別に陽気でも親切でもない
イメージですが。
イタリア人は気さくで明るく、おせっかいなぐらい親切だと良く聞きます。
ですが私の受けた印象は真逆でしたね。
まぁこんなもん「人による」としか言いようがないんですが、特に接客業、サービス業の連中の態度が、いかにもアジア人をバカにしている、下に見ているような感じでした。
鉄道、空港、スーパー、レストランなんですが「イタリア語もまともに喋れない底辺アジア人が」と言った態度を取られる事が多かったです。特に鉄道がひどかった。
観光地の接客業でコレかよ、日本じゃ即クビだろ、という感じです。
もちろん、ちゃんと丁寧で親切な人もいますので、ひとくくりにはできません。
ですが、例えばアメリカへ行った時の方が、接客業の人は全然礼儀正しくて親切だったという印象ですね。
早朝はめっきり人が少なく、観光しやすい
サンピエトロ大聖堂に入るには朝7時に現地に着くようにしましょう。
5分も並ぶとすぐに入れます。
これが10時を過ぎてくると、数時間待ちの行列に並ぶハメになります。
朝6時、7時のローマは街も駅も人が少なく、観光地という感じがしませんでしたね。
私は一度も利用した事が無いのですが、あの「ツアー」ってやつ。
とにかくイチイチ団体さんで行動するツアー客で街が溢れてくると、あらゆる移動の妨げになります。
超有名スポットに行く場合、この連中に遭遇しない早朝に行動するのが大正解でしょうね。
ただ、イタリア人自体早朝は弱いらしく、お店でシャレたモーニングを食べようとしても軒並み「準備中」で、選択肢が「開いてる店」しか無くなってしまいますが。
↑朝8時ぐらいのサンピエトロ広場。全然よゆう。
巨大な石造建築の遺跡がいたるところにあるのは圧巻
ローマ市の面積は東京都の約半分なんですが、その殆どが遺跡で埋め尽くされているという感じです。
古代ローマの遺跡の上に無理やり住んでいるというのが正しいんでしょうね。
内装は現代化してありますが、外装は元からあるものを可能な限り修復もせずに使っていて、基本全て石、大理石です。
有名なコロッセオは東京ドームとほぼ同じ収容人数(50000人)だそうですが、ただひたすら石を積み上げてこれが造られているので、存在感、圧倒感が全然違いますね。
一言で言うと、重そう。
この豪奢な建物、たぶん昔の貴族の屋敷か何かだと思いますが、現在は「最高裁判所」として使われているんですね。