ローマへ観光旅行するなら必ず訪れておきたいスポット、それは当然ダリオ・アルジェント監督公式ショップのProfondo Rosso Storeですよね。
ひょっとしたらダリオ・アルジェント監督って誰?と思われる方もいるかも知れませんが、日本では「サスペリア(1977)」が1番有名でしょうか?
ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ(Dawn of the Dead -1978)」の製作もしており、「ゾンビ」にアルジェント監修版というのがあるのも有名ですね。
私は1番好きな映画は何かと聞かれれば「ブレードランナー(1982)」「サスペリア(1977)」の2本だと即答できます。
両作品とも、もう何十回となく観ています。
今更解説するまでもありませんが、「Profondo Rosso(1975)」は日本では「サスペリア2」というタイトルで公開されました。
が、実際はサスペリアとは何の関係も無い上「Profondo Rosso(1975)」の方が前の作品です。
日本で公開された「サスペリア(1977)」が大ヒットしたので、監督の前作である「Profondo Rosso(1975)」を日本の配給会社が勝手に「サスペリア2」として、後から公開したというわけです。
「Profondo Rosso(1975)」自体はダリオ・アルジェント監督の最高傑作としての呼び声も高く、世界的にも大ヒットしました。
私も当然最新のBlu-ray版を持っていますし、非常に好きな作品です。
ダリオ・アルジェント監督の作品はこれら以外も傑作ぞろいで、「イタリアのヒッチコック」と呼ばれるほどのサスペンス・ホラー映画の巨匠です。
「歓びの毒牙」「4匹の蝿」「私は目撃者」「シャドー」「フェノミナ」「インフェルノ」「デモンズ」「スタンダール・シンドローム」「トラウマ」「オペラ座・血の喝采」等々、多作な上、面白い作品に枚挙のいとまがありません。
「Profondo Rosso Store」は監督のファンにとっては有名な、ローマ市内にある公式ショップです。
地下鉄Lepant駅を降りて、閑静な街並みを5分も歩けば着きます。
GoogleMapに従って歩けば迷う事もなくたどり着きますし、周囲は落ち着いた綺麗な区画で、治安が悪そうな雰囲気も全然ありません。
上の写真は外観なんですが、このお店を紹介する写真が必ずこのアングルになるのは、行って見て分かったんですが、お店の場所が十字路の角部分にあるからですね。
十字路側からお店を撮ると必ずこのアングルになるという事です。
私が行った時は若いイケメンの店員さんと、かなり年配の方がおられ、とても丁寧な対応でした。
ひょっとして年配の方はルイジ・コッツィ監督だったんでしょうか。
眼鏡かけておられたので良く分からなかったんですよね。
サムネイル画像は、買い物をした時に店員さんがくれたカードで、裏面にはスタンプを押してくれました。
お店に行った記念になりました。
ポストカードもつけてくれました。
「Profondo Rosso(1975)」 公開40周年記念(2015)のポストカードでしょうか。
包丁がめっちゃ立体的に見えますが、これ、色合いだけでこんな風に見えています。
店内の写真を撮っていいかと尋ねると快くOKしてくれましたね。
公式サイトもあるんですが、実際の店舗の中で売っているグッズの方が、商品数がだんぜん豊富です。
特に、ダリオ・アルジェント監督作品のポスターをあしらった綺麗なプリントTシャツが何種類も置いてあり、どれもこれも欲しいものばかりでした。
ホラーマスク、コスチュームが目立ちますが、Tシャツ、本、マグカップ、CD、DVD等、所狭しと並んでいます。
私はTシャツとマグカップを購入しました。
「歓びの毒牙」これも名作で、アルジェント監督のデビュー作です。
「DEEP RED」は英語タイトルの「Profondo Rosso」です。
ポスターアートが綺麗でイカしてますよね。
マグカップです、若かりし日のダリオ・アルジェント監督と、「サスペリア」のイメージカットがプリントされてます。
もう1つマグカップ。こちらは「Profondo Rosso」版です。
こういう袋に入れてくれます。ダリオ・アルジェント監督とルイジ・コッツィ監督の顔ですね。
真ん中には「Profondo Rosso(1975)」のキーアイテム「お父さん、刺される」の絵が描かれています。
カッコいいです。
ダリオ・アルジェント監督は今年で77歳というかなりのお歳なんですが、「サスペリア(1977)」のハリウッドリメイクがまたまた決まったそうです(監督は「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ)。
「サスペリア(1977)」は過去にも何度かリメイクが決まってはポシャっているんですが、今回のリメイク版は2018年11月に米公開が決まっているそうで、今度こそちゃんと作っているようです。
ダコタ・ジョンソン、クロエ・グレース・モニッツ(「キック・アス」のヒット・ガール)、ジェシカ・ハーパー(オリジナル版で主役のスージーを演じた)もカメオ出演するそうで、女優陣はなかなか豪華ですね。
年齢が高めなのが気になりますが・・・。
ジェシカ・ハーパーもオリジナルでスージーを演じた時は28歳ですから驚きです。
映画の中ではもっと幼く、せいぜい女子高生ぐらいに見えます。
映画の内容が内容だけに少女を起用する事ができず、困った監督は「ドアノブを非常に高い位置に付け替える事で、女優が幼く見えるように演出した」というのも有名な話で、Blu-rayで「サスペリア(1977)」を見返すと、ドアノブが全てえらく高い位置に付いているのに気付きます。
1977年の映画ですから、41年前の作品がリメイクされるわけで、いかにこの作品が「不朽の名作」であるかが分かりますね。
ローマへ旅行に行かれる際には、まずこのお店「Profondo Rosso Store」に行ってから、ついでに近くのバチカンへ寄ればいいんじゃないでしょうか。