私はFF14は最初の数か月こそゲームパッドでプレイしていましたが、早々にロジクールG13+G600に切り替えました。
切り替え直後の一週間程は違和感があったのですが、すぐに慣れ、今ではこの2つのデバイス無しではマトモにプレイできる気がしません。
これは、1度これらのデバイスを使った人は皆そう言うと思います。
今回は、私がG13及びG600で使っているキー配置に関して書こうと思います。
まずはメインジョブ吟遊詩人のホットバーを紹介
各デバイスのキー配置の前に、ホットバーの状態を紹介する必要があります。
というのも、各デバイスは所詮、各ボタンにアサインされたキー入力を行うだけの物です。
G13やG600という特殊なデバイスを使っていますが、結局は「パッドではなくキーボードとマウスでプレイする」という事ですので、FF14側の入力手段であるホットバーにどのようなキーアサインをしているかが重要です。
私はこのように、ホットバー1,2,3をバトル中のメイン入力として使っています。
この合計36個のホットバーボタンを全てG600に割り当てているのですが、G600には流石に36個もボタンはありません。
そこで左手用入力デバイスのG13も併用してこれらのキーをカバーしています。
また、ロジクールの多機能マウスG600には、3つのモードを切り替える機能があります。
Gモードと言うのですが、モードとは言っても要するに「キーのアサインを3セット持てる」というもので、同時に使えるのは1セットで、モード切替ボタンによって使い分けるという仕様です。
デフォルトではG600のバックライトLEDは、モードによって緑・赤・白色に切り替わります。
そして上のホットバーは、この3モード全てを使った場合のキー配置になっています。
G600側の各モードで押せるキーを視覚化するとこうなります。
各色で囲んだ3行4列のボタンは、そのままG600の側面ボタンと配置も込みで一致するようにしています。
そして、バトル中とそれ以外でG600のモードを切り替えており、バトル中=赤、バトル外=白のモードにしています。
「え?それじゃバトル中は緑、白の枠のスキルはどうしてるの?」と思われるかも知れませんが、それらはG13とG600の残りのボタンで賄えるようになっています。
私のロジクールG13とG600のキー配置
これが私の現在使っているキー配置です。
バトル中に頻繁に使うスキルは、G600の側面ボタンとG13で押しており、それらは先に紹介したホットバーで言うと緑、赤枠に相当します。
もちろん緑、赤枠だけだと24スキルしか押せませんので、白枠部分はG13とG600の残りのボタンにアサインしています。
アサインしてはいますが、ご覧の通りちょっと押しにくい位置になるため、連打や即応性が必要なスキルは白枠には配置していません。
例えば詩人で言うと内丹やLBは基本使わないので、ホットバーで言うと白枠に入っており、デバイス上もちょっと押しづらいボタンに配置しています。
ホットバー2の11番目、白枠内では2行3列目が空白になっていますが、これはG13側のG1ボタンにアサインしてあるALT+7のキーで、FF14内では「コンテンツアクション」に割り当てています。
ホットバーの白枠内には、バトル中には絶対に使わないテレポ・マウント呼び出し・マウスオーバーした相手を調べる、の機能もアサインされています。
要するにバトル中は右手でG600の側面ボタン及び、左手でG13の緑枠部分を連打するというスタイルになっています。
それらを踏まえてバトル中のアクションアサインを図示すると下のようになります。
緑枠と赤枠に関しては極力ホットバーと同じ並びになるようにして、連打するスキルは指が届きやすい場所にしています。
ピーアンが2個あるのはそれぞれマクロになっていて、1つは自分用、もう1つはマウスオーバーした相手にかけるようになっています。
技が暴発する現象と回避策について
上の図でホットバーに割り当てられているキー配置が変則的になっているのに気づくと思います。
私も最初は次のようなキー配置にしていました。
ホットバー1はSHIFT+1~^、ホットバー2はCTRL+1~^、ホットバー3はALT+1~^となっており、一見こちらの方が自然で、むしろこの配置にするべきように思えます。
バトル中に歌が暴発する現象が発生
ところがホットバー1~3に12個のキーを均等に配置した場合、バトル中、たまに歌が暴発する現象が発生しました。
「歌が暴発する?ちょっと何言っているか分からないですねぇ」と思われるかも知れませんが、具体的には「範囲攻撃を連打していると、旅神のメヌエットがまだ残っているのに、勝手に賢人のバラードを歌ってしまう事がある」という現象です。
毎回と言うわけではありませんが、必ず範囲攻撃を連打している時に起こるので、よくよく調べた結果、どうやら原因は「G600とG13という2つのデバイスで同時にボタンを連打しているせいで、タイミングによっては異なる組み合わせのボタン入力をFF14側に拾われてしまう」という事だと分かりました。
どういう事かと言うと
範囲攻撃連打とは、上のキー配置だとSHIFT+3あるいはSHIFT+2を連打します。
ですが、例え範囲攻撃中だとしても詩人の場合、アイアンジョー、ストームバイト、ブラッドレッターを撃つ必要が出てきます。
何故これらのスキルのみを挙げたかと言うと、上のキー配置ではこれらの3つはALT+6, ALT+7, ALT+8になっています。
FF14のスキルは基本ボタン連打で実行するので、
ALT+6 あるいは ALT+7 あるいは ALT+8 のボタン連打
SHIFT+2 あるいは SHIFT+3 のボタン連打
これらが同時に別々のデバイスから送られてくる、という事になります。
どうもこのせいで、FF14側がALT+3を入力として受け取ることがあるようです。
右手のALT+*と左手のSHIT+3が重なった際にタイミングによってALT+3に化けていると思われます。
こりゃ困りました。
吟遊詩人の歌っていうのはご存じの通り、ちゃんとギリギリまで全部歌わないとリキャストがうまく回らないようになっています(ピーアンだけ短縮するし)。
大体の場合、メヌエット→バラード→ピーアンの順に歌うので、メヌエットの最中に勝手にバラードに切り替わってしまった日にゃあ、最終的に歌が途切れてしまいます。
範囲攻撃連打する状況でなんで敢えてメヌエット歌ってんの?っていうと、敵の出現フェーズが3体→大量なんて順で雑魚が出てきたり、直前の歌の状況次第でメヌエット中にバラードのリキャストが回り、且つ複数敵なのでクイックノックを連打していたり、レイン・オブ・デスのProcが発生したり、と普通にありえます。
回避策:右手・左手デバイスの連打で合成されて困る組み合わせが発生しないようにする
原因のアタリがついたので、G13とG600のキー配置を次のように変えました。
ALT+5~8とCTRL+9~^を入れ替えただけです。
赤枠の中にALTキーが存在しないような配置にしたというわけです。
こうする事で右手でG600のボタンを連打しつつ、左手でG13の範囲攻撃を連打しても「ALT+3」に化けたキー入力が送られることがないので、歌が勝手に切り替わってリキャストが狂う、という事態は避けられます。
実際、この配置にしてからは歌の暴発は一切発生しなくなりました。
厳密にはこのキー配置では「CTRL+2」「CTRL+3」が暴発している可能性がありますが、これらにアサインしてあるスキルはリキャスト毎に使うものなので、仮に暴発しても何の問題もありません。
一件落着です。
もちろんこの現象と解決策は「ホットバーに配置しているスキルと、ボタン連打の状況」によって変わります。
思うにこれは、吟遊詩人のように管理するものが多いジョブゆえに発覚したのだと思います。
DOTの更新とProcは即撃ち、これに範囲アビリティ連打、そして歌のリキャストは時間厳守、という超絶ブラックな仕事なんですよね、吟遊詩人ってヤツぁ。
赤魔道士や侍のまったり操作ではこんな現象に遭遇する気がしませんからね。
暴発する可能性があるキー配置
このように3行x4列の配置ごとにALT,SHIFT,CTRLをまとめればどうか?と一瞬考えたのですが、これも全く同じ理由で歌の暴発が起きます。
ALT+0,ALT+-で範囲攻撃を連打中にSHIFT+3を押してしまうからですね。
要は「合成されると困る組み合わせが右手と左手(赤枠と緑枠)で作れないようにする」のが重要なので、上の場合は赤枠の中にALTは無くなりましたが、「3」が残っているのでダメ、という事です。
逆に言えば、この「2つのデバイス連打による意図しないキーの合成」が発生しなければ良いので、上の配置で言えば緑枠の最下段を白枠の最下段と入れ替える事で、ALT+2,ALT+3,ALT+4の合成を回避する事ができます。
いかかでしょうか、もしせっかく大枚はたいてG13とG600を買ったのに、なんか入力がバグるから埃を被ってる、ってお悩みの方がいれば参考にして頂ければと思います。