私はFF14をロジクールのG600という多ボタンマウスとG13という左手ゲーミングパッド(2019年現在生産終了)を使ってプレイしています。
ロジクールのデバイスは、全てLogicoolゲームソフトウェアという常駐ソフトが管理しているのですが、このソフトを使うとロジクールのあらゆるデバイスのボタンにマクロを割り当てることができます。
普通は多ボタンマウスにしろ、左手ゲーミングパッドにしろ、「このボタンを押したらAが押されたものとする」「このボタンを押したらCtrl + 0が押されたものとする」という単純なキーバインディングで使うのが主な目的だと思います。
ですが、ロジクールのデバイスはこれに加え、FF14のゲーム内のマクロと同様に一連のキー操作をマクロとして記述し、登録されたボタンを押すとそれを再生するという機能があります。
キー操作の間隔は1/1000秒(ミリ秒)単位で指定できますし、同じボタンを再度押すまで何度も同じマクロを繰り返し再生するという設定も可能です。
今回は、この機能を使って「0.4秒ごとにマウスの左クリックを押す」マクロをどうやって登録するかを書きたいと思います。
マウスクリック連打マクロ設定の手順
Logicoolゲームソフトウェアを起動します。
今回は、G600マウスのG7ボタンにマウスの左クリック連打マクロを割り当てます。
LogicoolのG600というマウスは、側面に12ボタン+上面に7ボタンの合計19個のボタンが付いている上、3つのモードを切り替えることで19×3=57個のボタンが使えるという他に類を見ない製品になっています。
Logicoolゲームソフトウェアを起動したら、
- プロファイルをFF14のものに切り替える
- 割り当てたいモードを選ぶ
- G7ボタンをクリックし「コマンドを編集」を選ぶ
次に、左のメニューからマルチキーを選択します。
マクロの名前を適当に付けます。ここではrendaにしました。
キーストロークの枠内でマウスを右クリックするとメニューが表示されるので、
マウスイベントを挿入>左ボタン>ダウン
と選びます。
そうするとこのように、1行目に左ボタン ダウンが挿入されます。
次に、遅延を挿入を選びます。
0.5秒の遅延が挿入されました。この0.5秒と言うのはデフォルト値です。
これはちょっと長すぎるので、0.2秒に変更します。
ダブルクリックするとテキストボックス状態になるので、200と入力します。
エンターを押すと、0.2秒の遅延に変更できました。
続いて、マウスイベントを挿入>左ボタン>アップを選びます。
これで、マウスを左クリックして0.2秒で離す、というマクロが出来ました。
次に繰り返しオプションを切り替えに設定します。
これにより「G7を押したらマクロ再生、再度G7を押したらマクロ停止」という動作になります。
遅延(ミリ秒)の値は200に設定します。
ここまでで、0.2秒間左クリックする動作を0.2秒毎に繰り返すという動作になります。
つまり、G7ボタンを押すと0.4秒間隔で左クリックをし続け、再度G7ボタンを押すとこの動作を停止します。
マクロの設定はこれで終了なんですが、なんとここでOKボタンが押せなくなっています。
OKボタンが非アクティブになっていて、ウンともスンとも言いません。
これ恐らくLogicoolゲームソフトウェアのバグでしょうね。
左側のメニュー領域をマウスでクリックすると何故かOKボタンが復活しますので、OKを押して完了です。
おめでとうございます!G7ボタンにマウス左クリック連打が登録されました。
左クリックマクロの使い道って何?
そもそも「マウスの左クリックを延々と繰り返すだけ」のマクロなんて何の役に立つの?と思われるかもしれませんが、これは日常的に使える便利なマクロです。
採掘・伐採時のボタン連打を自分で押さなくてよい
パッチ毎のギャザラーのレベル上げ、大変ですよね。
何が辛いかって、1秒間隔ぐらいのモッサリした採掘、伐採モーションに合わせてマウス左クリックを連打しなければいけません。
指が疲れます。腱鞘炎持ちには鬱な作業です。
そこでこの連打マクロの出番ですよ。
採集場所まで行き、採集スポットを開いたら、後は目的のアイテムの上にマウスカーソルを持って行き、連打マクロボタンを押します。
マウスカーソルがキャプチャーされなかったので後書きしていますが、霊青岩の上にマウスカーソルを置いた状態でG7ボタンを押します。
これで連打マクロにより左クリックが押され続けますので、後は自動で採集作業を終えてくれます。
採集が終わったら再度G7ボタンを押して連打マクロを停め、次のスポットに向かいます。
連打をしなくていいので、手指に優しいです。
レベル上げに限らず、普段の採集作業でも私はこの連打マクロが欠かせません。
クラフターでアイテム製作時に「製作」ボタンを連打してくれる
大量に採集した素材を中間素材に加工する時、皆さんどうされるでしょうか?
FF14のクラフターには「簡易製作」というコマンドがあり、素材がある限り同じ製作物を延々と自動で作ってくれます。
しかしながら、この簡易製作はクラフターレベルに対して製作物のレベルが極端に低い場合は100%成功しますが、例えばカンストレベルに近い素材の場合、パリーン、パリーンと失敗しまくります。
さらに、簡易製作によって得られる製作物の品質は、クラフターレベルと対象アイテムのレベルの差によって決まるようで、HQ素材をいくら集めようが関係なく、レベルの高いアイテムはNQの製作物がバンバン出来上がります。
つまり自分でマクロを再生すれば100%HQの製作物が作れるにも関わらず、簡易製作では失敗しまくり、NQ出来まくりというわけですね。
これはちょっとやってられないので、レベルの高いアイテムは手動でマクロを再生して製作せざるを得ないのですが、これが面倒くさい。
製作自体はマクロ再生ボタンをポチッと押すだけなんですが、1個製作が終わる度に毎回「製作開始」ボタンをクリックしなければなりません。
そこでこの連打マクロボタンの出番です。
「製作開始」ボタンを押すのを連打マクロにやってもらいます。
製作手帳を開いたら「製作開始」ボタンの位置にマウスカーソルを持っていき、連打マクロを発動します。
製作待機状態になったら、製作用のマクロはキーボードや左手ゲーミングパッドで押します。
製作マクロが流れている間も、左マウスクリックは延々と動いています。
こちらのSSもマウスカーソルがキャプチャされなかったので後書きしていますが、製作中も延々とこのあたりで左クリックが連打されています。
つまり、意味のない場所をクリックし続けているんですが、マクロによる製作作業には何の影響もありません。
で、製作マクロが終わりアイテムを1個作り終えたら、全く同じ位置に製作手帳が開きますので、連打マクロによって再度「製作開始」ボタンが押されます。
するとまた製作待機状態になりますので、製作用のマクロを手動で押します。
製作用のマクロを手動で押さなければいけないという手間はあるものの、キーボードや左手ゲーミングパッドの同じボタンを1製作毎に押すだけで済むのでだいぶ楽になりますし、製作中に別の事もしやすくなります。
SSではリムサの街で製作していますが、上のSSにあるように製作マクロが流れている間もマウスの左クリックが連打されつづけています。
このため、この位置に他のキャラクターのネームプレートが入ってくるとその人をターゲットしてしまいます。
ので、連打マクロによる製作はハウジング内とか人が画面に入ってこない場所でするのが良いでしょう。
もっとがんばらないギャザクラ
こんな記事も追加しました。
左クリック連打マクロは、単純な仕組みで汎用性が高いのですが、Logicoolゲームソフトウェアの出来がよろしくなく、設定方法が全く直感的で無いためさっぱり分からずに苦労したので記事にしてみました。
だって「マルチキー」って。
どういう意味よマルチキーって。
マウスイベントは「記録」機能もさっぱり使えないしさあ。
まぁlua版のマクロを駆使すればイロイロと完全に自動化も可能なのですが、これに関してはチィっとばかりデリケートな問題ですからね。