我が家で使っている洗濯機は縦型の洗濯乾燥機だったのですが、そろそろ7年ぐらい経過しているという事もあり、今回ドラム式洗濯乾燥機に買い換えました。
ドラム式洗濯乾燥機は各社いろいろ製品を出していますが、最新モデルだとお値段30万円という頭のおかしい価格になっています。
私の感覚だと、たかが洗濯機に30万てぼったくりにも程がありますね。
しかも、毎年新モデルが発売され、その瞬間に去年のモデルが10万円値下がりするという絵にかいたようなぼったくりです。
ですがまぁ、洗濯機の基本性能じたいは年々上がっていて、洗濯乾燥機は何より家事の時短になるらしいという噂です。
随分悩んだ末に、今回日立の型落ちモデル、ビッグドラムBD-SX110CLを購入しました。
1ヶ月程がっつり使ったのでレビューしたいと思います。
今までこういう白物家電は量販店(ヨドバシ)で購入していたのですが、今回はAmazonで購入したので、Amazonの「家電おまかせサービス」についても書こうと思います。
ドラム型洗濯乾燥機で時短効果はあるのか?
結論から言うと明らかに時短になりました。
何が時短になったかというと、洗濯乾燥機の乾燥機の性能が非常に高く、アイロンがけが必要ない洗濯物は「干す」「取り込む」という作業が全く不要になりました。
私がこれまで使っていた洗濯機は、いわゆる普通の縦型で一応乾燥機の機能も付いていました。
メーカーも同じ日立だったのですが、縦型洗濯機の乾燥機能なんて使い物になりません。
5時間ぐらい延々と乾燥モードで回したあげく、取り出した時にはジワっと濡れており、ほとんど外食で出てくる「おしぼり」状態です。
価格は10万円を切るリーズナブルなものだったんですが、洗濯機としての性能は充分なものの、乾燥機としてはゴミ同然でしたね。
当然こんな乾燥機能は早々に使わなくなりましたので、洗濯の度に中身を全て取り出して干し、乾いたら取り込むという作業が必要です。
これがまぁ面倒臭かったのですが、BD-SX110CLの乾燥機能を使ったところ、完璧に乾いており、しかもふんわりとした仕上がりになっています。
もともと日立は乾燥機能が優秀だとネットでは書かれていたのですが、確かにこれは文句のつけようも無いです。
最近のドラム式洗濯乾燥機は大したもんだなぁと思いましたね。
アイロンがけが不要な洗濯物については、洗濯>乾燥モードで放り込んでおくだけで「後は洗濯機から取り出すだけ」の状態になります。
濡れた洗濯物をバスケットに取り出し、外で干して、乾いたら取り込む、という一連の作業が一切不要になりました。
この面倒くさい、結構時間も労力もかかる作業から解放されたので、まぁ高い金出した甲斐はあったかな、というのが私の感想です。
フィルターの手入れの手間は?
購入前に悩んだ点の一つがこれです。
ネットのレビューを見ても「乾燥の度に手入れが必要」と書いてあり、「それじゃ結局手間がかかって時短にならなくね?」と思っていました。
ですが、購入して実際使ってみると、確かに毎回手入れは必要なものの、3分もあれば全て終わります。
「干す」「取り込む」の手間に比べたら、楽だし微々たるものです。
日立BD-SX110CLで必要な手入れの作業は以下になります。
- 乾燥フィルターの掃除
- 本体蓋のゴムパッキンの掃除
- 糸くずフィルターの掃除
このうち、乾燥フィルターと本体蓋のゴムパッキンの掃除は、事前にネットでの書き込みで見た通り、乾燥機能を使う度に毎回必要です。
まぁ、数回に1回という頻度でも問題は無いのでしょうが、最大6Kgぐらいの洗濯物を乾燥させると、1回でフィルターにもゴムパッキンにもビッシリと埃がこびり付きます。
こりゃあとても放置してられんわ、と思うぐらいの埃の量です。
糸くずフィルターの方は、縦型洗濯機の場合は洗濯槽の中に付いていて、洗濯の際に衣類から生じた糸くずを絡めとるためのものなのですが、こちらは毎回掃除が必要というわけでは無く、洗濯5回に1回ぐらいでも大丈夫な感じですね。
乾燥フィルターの掃除は意外に楽
BD-SX110CLの場合、乾燥フィルターの掃除はワンタッチでできるような仕様になっています。
フィルターのユニットを丸ごとパカッと外せるようになっており、ユニットを取りだしたらそれを2つに分離させるだけで、フィルターの表面に付いた埃がごっそり取れる作りになっています。
なので、ゴミ箱の蓋を開け、その上で乾燥フィルターの埃を落として完了です。
これはなかなか良く考えられたデザインですね。
本来なら、さらに乾燥フィルターユニット自体を水洗いして乾燥させるのがベストなんでしょうが、そんな必要を全く感じさせないぐらい綺麗にフィルターの埃が取れます。
但し、乾燥フィルターのユニットが収まる空間じたいにも埃が溜まってますので、私はここはウェットティッシュで拭いています。
また、この空間に「内部固定フィルター」が存在しており、こちらは外して埃を取る必要があります。
ですので、「乾燥フィルターユニットの埃を落とす」「内部固定フィルターの埃を取る」「乾燥フィルターユニットの収納部をウェットティッシュで拭く」という程度の手間がかかります。
時間にして全部で1分程、ウェットティッシュの消費1枚ですね。
本体蓋周りのゴムパッキンの掃除
これもマニュアルには「乾燥の度に毎回掃除すること」と書かれています。
私は今回初めてドラム型の洗濯機を購入したのですが、洗濯物を入れる丸い蓋の本体側は、ドーナツ状のゴムパッキンがグルッと覆っています。
乾燥機能を使うとこのゴムパッキンの表面と内側にビッシリと埃が付きます。
これも「うわぁ」と引くぐらいの埃の量なので、ウェットティッシュで拭き取っています。
ドーナツ状のゴムパッキン全体をぐるっとウェットティッシュで拭う感じで、ティッシュは2枚ぐらい消費しますね。
これも時間にすると1分もかからない程度です。
手入れは乾燥の度に必要だが、トータル3分程度
まとめると、乾燥の度に必要なお手入れの手間は、時間にして3分程度、ウェットティッシュ3枚消費といったところ。
洗濯物を「干す」「取り込む」手間と比較すると全然楽ですし、作業時間も短くなってます。
ウェットティッシュに関しては、私はいろいろな用途に使えて便利な「赤ちゃんのおしり拭き」的な商品をまとめ買いしており、これを使っています。
コスパ的にも良いですしね。
洗剤自動投入機能がうわさ通り楽ちん
日立の最新機種には流行りの「スマホ連動機能」が付いており、一つ型の古いBD-SX110CLには付いていないのですが、洗剤自動投入機能は付いています。
私はスマホ連動機能はどうでも良かったのですが、洗剤自動投入機能はどうしても欲しかったのでBD-SX110CLを選びました。
洗剤自動投入機能は、液体洗剤と柔軟剤をそれぞれ区分けされた専用のボックスに入れておくと、洗濯物の量によって自動で適切な量の洗剤を投入してくれるもので、これも最近の洗濯機では流行りの機能ですね。
一見地味な機能なんですが、洗濯作業に毎回付きまとう煩わしい手順が一つ完全に削除されますので、実際使ってみると噂通り本当に楽です。
液体洗剤を計量カップに入れて洗濯機に投入するというちょっとした手間が省けるだけなんですが、液体洗剤の計量カップを兼ねる蓋って、洗剤を移し替える度にちゃんと水で洗わないと、蓋を閉めた際に容器との接合部から液体が漏れ出るじゃないですか。
アレが鬱陶しくてイチイチ蓋や容器本体を水洗いしていたのですが、もうそんな作業は一切不要です。
液体洗剤は詰め替え用のビッグサイズの袋で購入し、自動投入用のボックスに直接たっぷり入れておくだけで良いです。
この楽ちんさは一度経験すると二度と昔には戻れないですね。
自動投入用のボックスとは別に、手動で洗剤を入れる投入口も存在しますが、私は全く使っていません。
洗濯乾燥にかかる時間・扱える洗濯物の量
BD-SX110CLは洗濯物の量が最大11Kgまで、乾燥できる量が6Kgまでというスペックになっています。
浅型の洗濯カゴ(25x35x45cmぐらい)いっぱいに洗濯物を入れて量ったところ2.5Kgぐらいだったので、浅型の洗濯カゴ2個分ぐらいの洗濯物なら乾燥まで一気に可能です。
実際に試したところ、洗濯>乾燥コースで5時間強かかりましたね。
殆どが乾燥にかかる時間です。
随分時間がかかるなあというのが率直な感想です。
20万もする大層な洗濯機なんだから、2,3時間で終わるものかと思ってましたが全くそんな気配はありませんね。
ただまあ、乾燥具合については申し分ありません。
6Kgの洗濯物を洗濯>乾燥させるには5,6時間かかると思っていた方が良いでしょう。
Amazon家電おまかせサービスを利用してみる
私は今まで白物家電はいわゆる家電量販店(ヨドバシなど)で購入していたのですが、今回Amazonで洗濯機の買い替えを行いました。
理由は以下の通りです。
- 家電量販店は置いてある商品ラインナップが限られ過ぎている。選択肢は殆ど無い。
- Amazonの「家電おまかせサービス」の対象であれば新しい洗濯機の設置、古い洗濯機の回収も問題無くやってくれる。
一言で言うと、家電量販店なんていう前時代の遺物で購入するメリットなど一切無いからですね。
1の理由ですが、そもそも私が今回購入したBD-SX110CLは、例えばヨドバシでは店舗にも置いてませんし、ヨドバシ.comでも「販売終了」となっていて購入できません。
その代わりに値段が10万円高い最新モデルだけが購入できるようになっています。
一方Amazonでは普通に販売していますし、「家電おまかせサービス」の対象となっています。
私は家電量販店やパソコンショップ、本屋といった小売店はさっさと消え失せろと思っているのですが、その最たる理由がこの「小売店が決めた選択肢しか選べず、商品検索性も皆無」な点ですね。
家電おまかせサービスとは
対象となっている商品について、設置や不要となった旧製品の回収を行ってくれるサービスです。
特に洗濯機のような大型家電を通販で購入する場合、「今使っている古い洗濯機は回収してくれるのか?」「回収するのにお金はかかるのか?」「購入した商品はちゃんとセットアップしてくれるのか?」という不安があります。
「Amazon家電おまかせサービス」の対象となっている商品は、古い洗濯機の回収には所定のリサイクル手数料がかかりますが、セットアップは無料で行ってくれます。
私は今回古い縦型洗濯機を回収してもらったのですが、リサイクル手数料は¥3,000程度でした。
回収してもらった古い洗濯機はAmazonで購入したものではなく、ヨドバシで購入したものなんですが全く問題ありません。
この手の古い大型家電を回収してもらう場合、いろんな業者がいろんな宣伝をネット・非ネット問わず展開してますが、うさん臭いものが殆どじゃないですか。
ですが、Amazonの場合はサービスの一環なので信用できますし、実際、回収費用も適切な値段でした。
家電おまかせサービスを利用した洗濯機買い替えの流れ
私が今回洗濯機を買い換えた流れを書きたいと思います。
- Amazonで商品を選択する。
- 配送オプションで配達日時を指定する。
- 古い洗濯機を取り外す用意をしておく。
- 配達日時に宅配業者が来る。まず古い洗濯機を回収してもらう。
- 洗濯機置き場を掃除する。
- 新しい洗濯機を設置、試運転してもらう。
古い洗濯機の回収~新しい洗濯機の設置にかかった時間は15分程度ですね。
Amazonで商品を選択する。
「大型家電・家電おまかせサービス対象商品です」という表記がありますね。
配送オプションで配達日時を指定する。
在宅している必要がありますので、日時を指定します。
「家電リサイクル費用のみ有料」と書かれています。
この「リサイクル費用」ですが、その場で現金で支払う必要があります。
カード決済は使えませんので、必ず現金を用意しておきましょう。
古い洗濯機を取り外す用意をしておく。
自分でやらなくても業者の人がその場でやってくれたのかも知れませんが、私は事前にネットで検索して古い洗濯機を取り外す用意をしておきました。
とは言っても
- 給水ホースから水を抜く
- 排水ホースから水を抜く
程度です。
恐らく事前にやっておいた方が、配達当日の作業はスムーズに済むと思われます。
配達日時に宅配業者が来る。まず古い洗濯機を回収してもらう。
洗濯機の配送ですが、宅配業者は宅配業者でもサービスマンの資格を持っている人が来るようです。
全てお任せで古い洗濯機を回収してくれます。
こちらはボーっと見ているだけで、何もする必要はありません。
洗濯機置き場を掃除する。
古い洗濯機を持ち出してもらったら、洗濯機置き場を掃除する必要があります。
掃除しなくも構わないのかも知れませんが、流石に何年も洗濯機が置きっぱなしになっていたし、普段気軽に掃除できる場所でも無いのでこの機会にキレイにしておきます。
これは宅配業者の人はやってくれないので、自分で手早くやります。
掃除機では埃が取り切れないので、私は掃除機がけプラス用意していた雑巾で水拭きしました。
掃除にかかった時間は2,3分でしょうか。
新しい洗濯機を設置、試運転してもらう。
洗濯機置き場の掃除が終わったら宅配業者の人に声をかけ、新しい洗濯機を設置、試運転してもらいます。
ここからもこちらでやる事は一切ありません。ボーっと見ているだけです。
一通り作業が終わったら配達証明書にハンコを押して終わりです。
この時、古い洗濯機のリサイクル料金を払います。
上にも書きましたが、カード決済は使えませんので現金を用意しておく必要があります。
まとめ・大型家電はAmazonで買い換えればいいし、洗濯乾燥機は時短になる
まず洗濯乾燥機BD-SX110CLですが、とにかく楽です。
乾燥機の性能が申し分無いので、洗濯物を干す、取り込む手間が文字通り消え失せました。
フィルター掃除の手間は毎回発生しますが、微々たるものと言っていいです。
そして大型家電の買い替えですが、Amazonの「家電おまかせサービス」対象商品を買うのが最も合理的でしょう。
わざわざ量販店まで行って態度のでかい販売員にクソ高い最新モデルを売りつけられるメリットなど何一つありませんね。