新生FF14には「クロスホットバー」という機能があります。
これはそもそもゲームパッドでプレイしている人向けのもので、パッドのRボタンを押しながら方向キーあるいはABXYのいずれかを押すと、クロスホットバーのセットを8パターンから切り替える事ができるという機能です。
私も最初はPS4タイプのパッドでプレイしていたのでこの機能は普通に使っていたのですが、Logicool G600 + G13 の組み合わせに転向してからは全く無用となり、存在を忘れていました。
ところがどうも、このクロスホットバーは通常のホットバーに加えて、16スロットx8セット(合計128スロット)が使えるというもので、さらにはパッドを使っていなくても表示や操作ができるとの事。
つまりキーボード&マウス勢にとっても、通常のホットバーのスロットに加えプラス128個のスロットが使えると言う事になります。
そして常に表示できるXHBは1セット(16スロット)だけという仕様ですので、「8個のセットを切り替えて使う」という所がミソです。
つまり、アクティブでない残りの7セットは非表示状態になっています。
ここでは私のクロスホットバーの使い道を紹介したいと思います。
以降、クロスホットバー=XHB、通常のホットバー=HBと略します。
XHB仕様のポイント
- ゲームパッドがつながっていなくても表示できる。
- 常に表示されているのは1セット(16スロット)のみ。
- 切り替えはパッドのRボタンを何かしらのキーに割り当てて行う。
- スロットのアクションを起動するにはマウスでそのスロットをクリックする。
- 16スロット内に何かしらアクションがアサインされているセットのみが表示され、空のセットは切り替えてもスキップされる。
上の特徴から、キーボード&マウス勢にとっては、次のような使い方ができます。
- 使用頻度の低いアクションをXHBに割り当てることで、常時表示するHBを減らす。
- 表示するセットを切り替えておくことで、マクロの誤爆を防ぐ。
使用頻度の低いアクションをXHBに割り当てることで、常時表示するHBを減らす
ビフォー
アフター
HBは最大10本表示する事ができるため、ついつい「あれもこれも」アサインして画面上に所狭しと表示してしまいがちです。
私も9本まで表示していました。
ですが、常にHBが9本も表示されていると画面が煩いですし「いちいちアクションを探すのが面倒だからHBにアサインしている」という程度で、実際には大して使わないアクションも多かったりします。
XHBは16スロットx8本ですので、そういった頻度の低い、かつ、マウスでクリックして実行しているアクションはXHBに逃がすことにしましょう。
「マウスでクリックして実行しているアクション」と言う条件は何故かと言うと、キーボード&マウス勢がXHBのアクションを実行するには、マウスでクリックするしか現実的な手段が無いからです。
パッドを接続して操作すればできなくは無いんでしょうが、わざわざそんな面倒な事までしたくないというのが本音です。
自分のHUDを見直すと、XHBに逃がせそうなアクションが見つかるかと思います。
基本的に、非戦闘系のアクションはXHBに置いて、必要な時にセットを切り替えてクリックする、という使い方になります。
私の場合は、ギャザクラの全JOBに着替える事があるので、11スロットを使って各JOBのギアセットを割り当てています。
HBを使うと1本まるまるギャザクラのギアセットで埋まってしまいますが、XHBは1セット=16スロットですので、全ギャザクラ分登録しても5スロット余ります。
XHBセット2にはモブハン証書やらポーションなど。
セット3にはよく使うエモとか。
XHB使用時の注意その1
私はXHBは3セットのみ使っています。
8セット全部に何らかのアクションを入れてしまうと、切り替えるキーは1個だけなので最大7回切り替えキーをカチャカチャしなければいけません。
これではいざアクションを使う時に、目的のセットに辿り着くまでがもたつき過ぎます。
なので、最大8セットも使えるのにもったいない気がしますが、3セットぐらいが限界かなと思います。
表示するセットを切り替えておくことで、マクロの誤爆を防ぐ
マクロの誤爆については、皆さんも心当たりあるかと思います。
キーボード&マウス勢は、画面にホットバーを可能な限り表示し、戦闘系はもとより、非戦闘系のよく使うアクションやマクロをスロットに割り当てていますね。
その中にはおふざけエモや挨拶なども含まれているでしょう。
で、それを例えばID中などに意図せずクリックしてしまうと。
戦闘中唐突に
●●は□□のお尻を鷲掴みにした!
なんていうエモが流れたなんて経験ありませんか?
私はあります。
それも鷲掴みにされる側で。
微妙な雰囲気になりますよね。
内輪向けのマクロが誤爆したのか、ワザとなのか、興が乗ってしまったのか、通報ものなのか。
その時はとっさに、
おいヤメロw
とかなんとか返しておきましたが、自分が誤爆した側だったら冷や汗ものですね。
エモはまぁ、ネタなのか誤爆なのか解釈する側次第って面もありますが、挨拶マクロとか使っている人は気まずいです。
ょろしくぉねがぃしまぁす⁽˙³˙⁾◟(๑•́ ₃ •̀๑)◞⁽˙³˙⁾
的な凝った挨拶文が一瞬で表示されるタイプの人は「マクロかあ」と思ってしまいますが、
IDに入った瞬間に
ぉっかれさまぁฅ(^ω^ฅ) ニャ~ ᗦ↞◃ ᗦ↞◃ ᗦ↞◃ ᗦ↞◃
なんて言われると、TVでも見ながらマクロポチポチしてるのかよコイツ、とかテンション下がりますよね。
つい先日もエキルレのボス戦中に、
おつかれさまでしたー
おつかれさまでしたー
と連続で表示してるDPSさんがいましたね。
この誤爆は、挨拶マクロをアサインしたホットバーを間違えてクリックしてしまったせいで起こっているんだと思います。
キーボード&マウス勢が戦闘中にマウスカーソルの行方を見失ってしまうなんてのは割りと良く起こりますし、左クリック連打してると思わず違うスロットを実行してしまう事だってあります。
そこで、戦闘中には絶対に不要であるエモや挨拶はXHBの特定のスロットに割り当てておき、例えば挨拶ならID開始の最初とラスボス後だけそのセットをアクティブに切り替えてクリックします。
挨拶し終わったら、戦闘中はセットを無難なものに切り替えておきます。
これで、気まずい誤クリックを未然に防ぐ事ができます。
XHB使用時の注意その2
XHBは、画面暗転中は使えません。
XHBじたいが表示されていませんので。
なので挨拶をマクロ化している横着さんは、ロードの暗転中にさっさと挨拶を済ませたくてもできません。
ですがチャット欄は画面暗転中でもリターンキーを押す事で表示されますし、入力もできますね。
逆説的に「ロード暗転中に挨拶をしている人はマクロを使っていない」と言えるのではないでしょうか?
キーボード&マウス勢がXHBを使う~設定編
XHBの設定は全てシステム>キャラクターコンフィグ>ホットバー設定から行います。
私の設定を紹介します。
「表示」タブ
「共有」タブ
この設定はお好みでどうぞ。
「XHB基本」タブ
ホットバー設定を以上のようにすると、内容はともかくXHBが表示され、いい感じに切り替わるようになります。
では次にホットバーの各セットのスロットへアクションを登録します。
デフォルトのXHBセットをクリアする
XHBには8セット全てにデフォルトで何かしらのアクションがセットされています。
つまり、デフォルト状態では8セット全てが表示・切り替え対象になっています。
XHB表示後に手で解除しても構いませんが、
/crosshotbar remove 1 all
で、XHBセット1のスロットへの割り当てが全て削除されますので、使わないセットはこれで一気にクリアしておきましょう。
remove 1 の「1」がセット番号になります。
空のセットを再表示するにはコマンドでダミーのアクションをセット
XHBはセット中に何か1つでもアクションがセットされていないと、そのセットは表示されないという仕様なので、空にしたセットをやはり使いたいとなった場合はコマンドで何かしらのアクションをセットする必要があります。
/crosshotbar general テレポ 1 LD1
これでセット1の左側下スロットにテレポがセットされますので、セット1が空セットでは無くなります。
このようなマクロを作っておき、再表示したい空のセットにテレポをセットするようにします。
テレポ 1 の「1」がセット番号になります。
これで、セット1にはテレポのみがセットされた状態になり、XBH切替キーを押すと表示されるようになります。
後は通常のHBと同じように、各スロットに使用したいアクションを割り当てましょう。
ペット用ホットバーとEXホットバーの注意
デフォルト状態だと、ペット用HBやEXホットバーがXHBに表示されてしまいます。
どうなるかと言うと、召喚士や、蛮族クエで特殊マウントに乗っている時に
こうなってしまいます。
「SET+」というのがEXホットバーで、XHBの表示領域が乗っ取られてしまいます。
これは全くもって余計なお世話なので、先に設定画像を貼りましたが、システム>キャラクターコンフィグ>ホットバー設定の
「表示」「XHB基本」
をカスタマイズしています。
「表示」>「EXホットバー表示設定」
「XHB基本」>「ペット用EXホットバーを使用する」
の部分ですね。
まぁ完璧とは言えませんがキーボード&マウス勢にとってもXHBはそれなりに役に立つ機能だと思います。
もし使っていない場合は試してみてはいかがでしょうか。