私は趣味で3Dのモデリング、レンダリングをする際にはずっとLightwaveを使っているのですが、欲しい機能が無くてもどかしい時には仕方なくプラグインを自作しています。
ここでは、私が作ったLightwave用プラグイン（スクリプト）を公開していきたいと思います。
概要
Lightwave：Modeler用スクリプト
前景レイヤーで選択されている頂点を、背景レイヤーの２頂点を軸として拡大あるいは縮小します。
既に存在している頂点を、形を保ったまま指定の軸に沿って拡げるあるいは縮める目的で作成しました。
Lightwave: Script for Modeler
This function expands or contracts the selected vertex in the foreground layer along the axis of two vertices in the background layer.
The purpose is to expand or contract the already existing vertices along the specified axis while preserving their shape.
使い方
モデラー上で背景レイヤーに２ポイントを作成します。
この２ポイントは直線ポリゴンにしても、しなくても構いません。
直線ポリゴンを作成した方が、軸の傾きを目視しやすいのでおススメです。
次に前景レイヤーで並び変えたい頂点を選択します。
頂点セットを使うのが良いでしょう。
この状態でAxisOffset.lscを実行すると、現在位置からのオフセット値を入力するダイアログが開きます。
このダイアログで前景の頂点を拡大あるいは縮小する距離を指定します。
オフセット値にマイナスを指定すると縮小します。
OKを押すと前景で選択した頂点が、背景の２頂点を軸として拡大あるいは縮小されます。
適用前の頂点選択状態
例えばこのように、デコボコの穴が開いているとします。
見づらいですが、背景レイヤーに２ポイントの直線ポリゴンを作成しています。
この直線ポリゴンがデコボコの穴の中心を通るように配置しています。
スクリプト実行時に開くダイアログのパラメータDistanceは、現在の頂点位置から拡大あるいは縮小する距離に相当します。
適用後の頂点
このように再配置されます。
ダイアログで指定した距離だけ、形状を保ったまま穴が拡大されています。
このスクリプトは前景の各選択頂点から背景の軸に対して垂線を降ろし、このベクトル方向にダイアログで指定した距離だけ現在の頂点を移動させます。
ダウンロード
以下のzipを展開し、お使いのLightwaveのプラグインフォルダへコピーして下さい。
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