私はコロナ禍で外食の機会がめっきり減り、仕事も基本テレワークが続いているので、もうかれこれ2年以上お店に焼肉を食べに行ってない、という状態です。
反対に自炊の回数が大幅に増え、エンゲル係数はコロナ前と比べて意図せず激減しました。
とは言っても定期的に「焼肉食べたいなあ」という欲望が頭をもたげる事しかりなので、そういう時はスーパーの肉コーナーで焼肉盛り合わせセットと野菜を買って家でフライパンで焼いて食べていました。
ですが、当然ながらガス火とフライパンで焼いた肉や野菜って、お店で炭火で焼いたのとは味が全く違います。
肉の味はしますが、イマイチおいしくない。
あれだけ「焼肉食べたい」と思ってたのに、フライパンで焼いた肉を食べると、毎度「こんなマズかったっけ?…もういいや」となってしまいます。
ホットプレートも持ってはいるんですが、アレって微妙に準備や片付けが面倒臭いだけで良く考えたら何のメリットも無いので、台所の収納にしまったまま最後に使ったのがいつかも思い出せません。
だってホットプレートで焼いたってフライパンと同じ程度の味ですからね。
そんな中、家でも一人焼き肉がおいしく出来ないかなあとネットを検索していて見つけたのが、ZAIGLE炙輪という調理器具です。
結構いい値段するので散々悩んだ末購入しました。
良かった点、悪かった点含めてレビューしたいと思います。
ZAIGLE炙輪ってどんな調理器具?
下面はホットプレートと同じように電熱パイプのヒーターでアルミニウムのプレートを加熱します。
プレートは乗っけてあるだけなので、簡単に外せます。
外したところが上の写真なんですが、いわゆるシーズヒーターと言うヤツで、金属のチューブでガードされた中にニクロム線が入っているのでしょう。
上部にはカーボンヒーターが支柱で電気スタンドのように設置されており、上からはヒーターからの遠赤外線照射によって食べ物を加熱します。
カーボンヒーターというのは電気ストーブにも使われているヒーターの一種で、炭素繊維に電気を通す事で遠赤外線を発生させるらしい。
カーボンヒーターのメリットは「電気代が少なくてすむ」「空気が汚れない」「遠赤外線の量が多い」だそうで、デメリットとしては「値段が高い」「局所的にしか温められない」との事。
ZAIGLEのシリーズはこのカーボンヒーターを使って、上からの「遠赤外線による輻射熱」によって食べ物を加熱します。
この遠赤外線による輻射熱で肉を焼く方法は、炭火の上で炙るのと全く同じ原理であり、フライパンやホットプレートのように下の鉄板から食材を直接伝導熱で加熱するよりも、食べ物の旨味を外に逃がさないんだそうです。
炭火で焼いた肉が美味しいのはこういう理屈なんですね。
カーボンヒーター部分を下から見た写真です。
直接手が触れないように金属ワイヤーでガードしていますね。
結構複雑な造りなので、この部分を掃除するのは面倒そうです。
食材を焼いた時の脂は本体下部の脂受けに落ちる
食材を並べるためのプレートは、良くあるホットプレートと同じようにアルミニウムの板にフッ素加工してある物です。
ただ、ZAIGLE炙輪のプレートは中央に細いスリット状の穴が開いており、その穴へ向かって軽い傾斜が付いています。
これにより、食材を焼いた時ににじみ出てくる脂がこの中央の穴に流れ、本体下部の脂受けに落ちるという仕組みになっています。
肉などを焼いた時の余分な脂が捨てられ、食材が脂まみれになるのを防いでいます。
この、食材を焼いた時に出てくる脂は旨味の元でもあるのですが、味がぼやける原因にもなるので、料理によってはキッチンペーパーで拭き取ったりしますね。
炭火と網で焼肉をする場合は網の下に脂が全て落ちるようになっているので、このプレートは疑似的にそれを実現しようとしています。
本体底面から見た写真です。
透明の部分が脂受けで、肉を焼いた時の脂が上のスリットから落ちて溜まります。
使用後はこの脂受けを引っ張り出して洗うという構造です。
Made in P.R.Chinaの文字も見えますので、製造は中国です。
消費電力はなんと1100Wと書いてありますね。
これちょっとした暖房器具並みに電力食うって事ですよ。
下面はただのホットプレートなのでは?
ZAIGLE炙輪はこのZAIGLEのシリーズの最新バージョンなんですが、どうも従来のシリーズでは「下面はただのアルミ板」であり、ホットプレートにはなっていないようです。
つまり従来の製品では下から食材を伝導熱で加熱する機能は無かったという事ですね。
そもそも伝導熱による加熱では旨味が逃げてマズくなるから遠赤外線の輻射熱で加熱しようってコンセプトなのに、何故ZAIGLE炙輪の下面はホットプレート状態なのでしょうか?
下面がホットプレートになってない場合、肉の裏側まで火が通るのに時間がかかります。
じゃあどうするかと言うと炭火焼肉と同じように、頃合いをみて肉をひっくり返します。
ZAIGLE炙輪には「上下のヒーターで同時に加熱」「上のカーボンヒーターのみで加熱」を切り替えるダイアルが付いています。
「下のヒーターのみで加熱」の選択肢はありません。
下のヒーターのみを動かすとただのホットプレートになってしまうからでしょう。
恐らくZAIGLEのコンセプトとしては「上のカーボンヒーターのみを使って、裏面はひっくり返してくれ」というものだと思います。
ただ、それだとどうしてもカーボンヒーターの火力では炭火と比べて肉に火が通るまで時間がかかるのも事実で、従来のシリーズで「肉が焼けるのが遅い!もっと早く焼けないのか」というユーザーの声を受けて渋々下面はホットプレート状態にしたのではないか、そんな気がしますね。
この商品には簡単な調理例が書かれた薄っぺらい冊子が付いてくるのですが、レシピによっては「上のみでじっくり炙った方が独特の風味が出る」と書かれています。
焼肉はどうかと言うと「上下のヒーターを使う。但し下面が早く焼けるのでひっくり返して。脂身が多い肉は上のみにすると脂跳ねが少ないよ。」と書かれてます。
つまり「上のみで焼いても全然構わない。」という事を言ってますね。
私的には、伝導熱を使わず輻射熱のみで焼くのが味的にはベスト、但し炭火より火力は低いので時間がかかる、という風に理解しています。
なので私は焼肉をする場合、余熱時(4分ぐらい)には上下のヒーターをオン、肉を並べる段階では上のみにして下のプレートの加熱はオフにして調理しています。
実際どうなの?美味しく焼けるの?
買う前に1番悩んだのがこの点で、例えばAmazonレビューにも「別にぜんぜん美味しくない。星1。」とか書いている人もいるわけです。
どうにもメーカーの謳い文句とかステマ臭いユーザーレビューとか全く信用できないし、私はAmazonの商品購入ボタンを押す前に毎回サクラチェッカーをかける疑り深い性格なので「ホンマか?ホンマにこんなモンで焼肉屋レベルの味になるんか?」と暫く悩みました。
結論から言うと、ZAIGLE炙輪で焼いた焼肉は実際、凄く美味しいです。
明らかにフライパンやホットプレートで焼いた肉とは全然違うし、本当に焼肉屋で炭火で焼いたのと同レベルの味になります。
これが、有象無象のホットプレートのように「熱源が電気ってだけの調理器具です」「味は全然変わりません」だと「チッ。また騙されて糞ゴミ家電買っちまったよ。」と自己嫌悪に陥るところでした。
まぁひょっとしたらガス火でも、料理のプロが技を駆使すれば美味しい焼肉を作る事はできるんでしょうが、ZAIGLE炙輪はホットプレートに肉を並べるのと全く同じお手軽さで「炭火で焼いた肉」レベルの味になります。
実際のところ、ZAIGLE炙輪を買ってから家で焼肉をする回数があからさまに増えましたね。
ZAIGLE炙輪の良い点
- 肉・野菜・魚の何を焼いても美味しい
- 使用後の手入れが大して面倒じゃない
- 殆ど煙が出ない
- 殆ど油跳ねが無い
肉・野菜・魚の何を焼いても美味しい
焼肉が美味しくなるのは上で書いた通りなんですが、野菜が想像以上に美味しくなります。
私的には焼肉やBBQにおける野菜って、いつも気づいたら焼き過ぎ・黒焦げになりがちで、美味しい食材という印象は皆無でした。
「生なのか炭なのか、それが問題だ」って感じですね、焼肉へ行った時の野菜の立ち位置は。
ですが、ZAIGLE炙輪は炭火よりも火力がかなり低いため、野菜が焦げるという事がまずありません。
逆にいつまで経っても火が通っていないように見える、という問題がありますが、焦げていない、程よく焼けた野菜を食べると、野菜本来の濃厚な甘みが感じられ、口当たりもシャキシャキとしてみずみずしく、とても美味しいです。
むしろ肉よりも野菜を沢山食べたくなるぐらい。
玉葱、ピーマン、シイタケ、ネギを焼いてみましたが、どれもこれも例外なく美味しくなります。
特におススメは玉葱とシイタケですね。
手羽先、手羽元も焼いてみました。
鶏肉に関しては上のカーボンヒーターのみで炙りで焼いたのですが、付属の調理例にもある通り、片面15分・両面30分ぐらい置かないと火が通りません。
まぁ出来上がりに関しては、皮がパリパリ、中がふっくらで普通に美味しいっちゃ美味しいです。
…なんですが、厚みのある肉の塊、しかも骨がある場合は時間がかかり過ぎて面倒ですね。
鶏肉はしっかり火が通っていないと危険ですし、わざわざこんな時間かけて焼いて食べるのが正解では無いなぁ…という感想です。
焼き鳥は試していないのですが、細かく切ったモモ、胸肉ならイケるのかも知れません。
魚は鮎の塩焼きを試してみました。
こちらは片面5分ずつ、10分ぐらいで、やはり皮パリパリ、中ふっくらに焼き上がります。
こんなホットプレートっぽいお手軽さで魚の塩焼きができる、という点では画期的です。
コンロに付いている魚焼きグリルなんて、全てが面倒臭過ぎて使う気になりませんからね。
サンマの季節になったらサンマの塩焼きを試してみようと思います。
使用後の手入れが大して面倒じゃない
これも購入の際に悩んだ点で、仮に美味しく焼肉ができるとしても本体の掃除が糞面倒だとしたら結局使わなくなってしまいます。
ZAIGLE炙輪に関しては、使用後はプレート、脂受けトレイを取り外して洗うだけです。
プレートはフッ素加工してあるので、軽くキッチンペーパー等で目立った汚れを拭き取った後、食器用洗剤で洗えば終了です。
脂受けトレイは樹脂製ですが、これも同様にして洗って終了です。
プレート外の本体部分に多少脂跳ねする事がありますので、この場合は軽くキッチンペーパーで拭き取ります。
使用後の手入れの手間としては、フライパンやホットプレートと同レベルだと言えますね。
プレートの裏面は突起が多く、複雑な造りになっています。
とは言え、裏面が汚れる事は無いのでそんなに問題ではありません。
ただ、水滴が細かい窪みに溜まるので、拭き取ろうとするとかなりイラッとします。
水切りに放置しておいて自然乾燥させるのが良いでしょう。
殆ど煙が出ない
カーボンヒーターによる加熱の場合も肉の表面は当然焼けますが、煙は殆ど出ません。
完全に無煙かというと薄っすら蒸気のようなものが見えます。
とは言ってもフライパンやホットプレートと比べると、これは無煙と言ってもいいレベルです。
但し、ZAIGLE炙輪の場合は下のプレートの加熱をオンにしていると、そこから伝導熱によって肉が焼けます。
下面に関してはフライパンやホットプレートと同じ原理で食材を焼いているので、普通に煙も出ます。
それでもやはりフライパンやホットプレートに比べるとかなり煙の量は少ないです。
私は一応ZAIGLE炙輪を使う際には換気扇を回していますが、まあ必要ないレベルですね。
例えば外に焼肉を食べに行くと、お店を出るころには服に匂いが染み付いてしまうじゃないですか。
そんな事は全く気にする必要が無いぐらい、煙は出ませんね。
殆ど油跳ねが無い
そもそも食材を焼くときに油を引きません。
引いても標準プレートだと殆ど中央の穴に流れ落ちてしまいますし、説明書やレシピブックにも油を引けとは一切書いてありません。
ですが脂身の多い肉を焼くと、当然ながらその脂が熱せられて跳ねる事があります。
但しそれも、下面のホットプレート側で加熱した際に多少跳ねるぐらいで、カーボンヒーターで加熱している肉の上面側で油が跳ねる事はまずありません。
フライパンやホットプレートではジュージューと派手な音を立てて煙が発生し、脂も盛大に跳ねます。
ZAIGLE炙輪を使った場合はそんな事は全く無く、じんわり、チリチリと火が通っていく感じです。
食材は過熱されているので、特に下面ホットプレートをオンにしてサシの多い肉を焼いていると当然脂も煙も出ますが、フライパンやホットプレートと比較すると全然気にならないレベルですね。
ZAIGLE炙輪のイマイチな点
- 値段が高すぎる
- 食材に火が通ったかどうか分かりにくい
- 食材に火が通るまで時間がかかる
- 器具周辺がすごく熱くなる
- カーボンヒーターの首振り機能は要らない
- 電源ケーブルを収納する仕組みが無い
-
3人以上での焼肉にはサイズ的に厳しいかも?
値段が高すぎる
ZAIGLEシリーズの最大の欠点がこれだと思います。
定価だと標準のプレートのみのモデルが\34,000強、オプションのワイドプレート2種が付属しているモデルは\44,000強と、調理器具にしては割高感が凄くて、試しにでも購入しようという気になりません。
Amazonでも標準モデルは\23,000強、ワイドプレート付きモデルは\28,000強の値段です。
ワイドプレートは単体では売っていないようなので「買ってみて気に入ったので、後からワイドプレートも欲しくなった」というニーズにも応えられません。
そもそも値段の差を見るとワイドプレート1枚が\5,000という設定で、いくらなんでもこれはボッタくり過ぎでしょう。
本体が高いのは上で書いた「カーボンヒーターのデメリット」として価格が高いというのがありますので、それのせいだとは思います。
それにしても、カーボンヒーターのストーブが1万円台で買えるのに、ホットプレートに小さなカーボンヒーターが付いているだけで定価3万円台半ばって、どう考えてもボッタくりですよね。
物じたいの出来は良いので私は買って後悔は全くしていないのですが、この値段設定が故に余り売れてないんじゃないでしょうか。
外れたら外れたで試しに買ってみようか、という値段では無いので手を出せない人も結構多いと思います。
たぶんコレ、\15,000ぐらいで売っても充分利益出ますよね?
食材に火が通ったかどうか分かりにくい
上部のカーボンヒーターからオレンジ色の光が常に照射されているため、肉に火が通って色が変わったというのが非常に分かりづらいです。
器具周辺が強烈なオレンジ色の光で照らされていますので、火が通っていない赤い状態なのか、火が通っているけど照射された光で赤く見えているだけなのか判別が難しい。
最初は、コレ焼けてるのかな?と箸でイチイチ手元まで持ってきて確認していました。
ただまあ、肉に関しては何回か使っていると見分けがつくようになります。
肉よりも火が通っているのかが分かりづらいのが野菜です。
基本的にZAIGLE炙輪では食材の表面が焦げる、という事がありません。
野菜は火が通っても色の変化が大して無いので、見た目で判断するのが本当に困難ですね。
焦げ付かないのでプレートの上で放置し過ぎた野菜を食べると、パサついていて余り美味しくありません。
逆に充分火が通っていないままの野菜は、まだ固かったりえぐみが残っていたりして、これも残念な結果となります。
野菜に関しては焼き過ぎるよりも多少生焼けの方が、まだ味的にはマシな感じですね。
一応公式YouTubeで、表面がしなっとしてきたら食べ頃、といった指南がされていたりしますが、これ至難の業ですね。
多分もっと使う回数が増えてくれば経験則として判別がつくようになるのかも知れません。
食材に火が通るまで時間がかかる
ZAIGLE炙輪は、火力としては炭火には全くかないません。
お店で焼肉をする場合は、ちょっと目を離すと肉も野菜も消し炭になっている、という事が良くあるかと思いますが、ZAIGLE炙輪ではそのような心配は不要です。
炭火やガス火によるフライパン、あるいは温度調整ができるホットプレートに比べて明らかに食材に火が通るのに時間がかかります。
但し、それが問題になるかと言うとむしろ一人焼き肉では丁度いいペースで肉が焼けるので、これは欠点とも言えないと思っています。
火力を上げるには下面のホットプレートをオンにして、裏側はプレートの伝導熱で焼くしか手段がありません。
ですが、伝導熱による味の低下を許容してまで火力を上げる必要は全く感じませんね。
ZAIGLE炙輪にはホットプレートと違って温度を設定する機能もありません。
恐らくこれは、上部カーボンヒーターの温度をこれ以上上げる事ができないからでは、と思っています。
遠赤外線の出力をこれ以上上げられない理由は次の不満点と関連しており、器具周辺が熱くなり過ぎて危険だからでしょうね。
器具周辺が凄く熱くなる
上部カーボンヒーターによる遠赤外線が下部のプレートめがけて照射されています。
この構造上、器具を置いてあるテーブル付近が凄く熱くなります。
遠赤外線を受けているテーブルそのものもかなり熱くなりますので、強化ガラスなど熱に弱い素材のテーブルで使い続けると事故が起きるでしょうね。
ホットプレートの場合、プレートのすぐそばに物を置いても、油が跳ねかかる事があるぐらいで大した問題はありませんが、ZAIGLE炙輪の場合、器具のすぐそばに例えば金属製のトングとか置いていると熱くなりすぎて危険です。
まあ多少周りのスペースを空ければ済む、という話ではあります。
逆に言うと、スペースが確保できない環境ではこの器具は全くもって使えない、と言えます。
一人焼き肉にすごく便利なアイテムではありますが、住環境はある程度広くないとダメですし、この器具を置ける、耐熱性に問題ない素材のテーブルが必須となります。
カーボンヒーターの首振り機能は要らない
ZAIGLE炙輪には「首振り機能」が付いていて、これ何かというと上部のカーボンヒータの支柱を手で回せるようになっています。
回すとヒーター部分がプレート上から外れるので、ヒーターの電源が入っていた場合は自動でオフになるようです。
何のための機能かというと、ヒーターとプレートの距離がそれ程離れていないので、大きめの肉とかをプレートに並べる際にヒーターが邪魔なんですね。
なので支柱を回して、ヒータをどけて、プレートの上に食材を置けますよという機能です。
ですが、この機能、はっきり言って無意味です。
そもそもそのような状況では本体がすごく熱くなっているので、支柱なんて素手で触れません。
ミトンとか使えばいいんでしょうが、焼肉している時にイチイチ「手袋はめて支柱を回し、手袋外して肉を置き、また手袋はめて支柱を戻す」なんてやってられません。
全くもって無意味な機能ですし、支柱を掴むと簡単に回ってしまうせいで、キッチンの収納から出したりしまったりする際にも無駄に不安定でイラっと来ますね。
後継機を出すのであれば真っ先に削除してほしい仕様です。
電源ケーブルを収納する仕組みが無い
細かい点なんですが、電源ケーブルが本体から直で伸びている上、本体のどこにも収納できません。
また、ケーブルを巻き付けるための突起も何も無いので、使わない時にしまっておく際、本体とか支柱にグルグル巻きにするしかありません。
このへんのデザインはこなれていませんね。
この手の電気式調理器具は、たいてい電源ケーブルが磁石で着脱できるようになっているじゃないですか。
それぐらい気を利かせてくれよ、定価3万以上するんだからさあ、と思いますね。
3人以上での焼肉にはサイズ的に厳しいかも?
この写真を見てもらえればサイズ感が分かるかと思いますが、ZAIGLE炙輪は、人数的には対面で2人で焼肉をするのを想定しているようです。
プレートのサイズ的には普通サイズの肉であれば8枚ぐらい一気に置けるので、例えば4人家族で全く使えないかと言えばそんな事も無いです。
ただ野菜も肉も置いて、しかも火力的にはホットプレート未満という事を考えると、食材の焼けるペースが人数に追い付かないかも知れません。
私は一人焼き肉用として買ったので全く、何の問題もありませんが、家族でおうち焼肉する用途で購入を検討している場合、別のモデルにするべきかも知れませんね。