私は今年の5月に新規ゲーミングPCを自作しました。
CPUを爆熱で有名なIntel Core i9-14900KFにしたので、もの凄く嫌だったんですがCPUクーラーは今回初めて簡易水冷を積みました。
私は水冷クーラーなんてベンチマーク芸の糞アフィブログや糞YouTuberの詐欺ステマ商品だと思っています。
なので上の記事でも「どうせすぐぶっ壊れるんでしょ？」と書いていましたが、なんと1ヶ月でぶっ壊れました。
いや、すぐぶっ壊れるって予想はしてましたが、せいぜい1年半ぐらいは持つ物かと思ってましたよ･･･。
もう二度と水冷クーラーなんて買わないぞと固く心に誓いましたね。
NZXT KRAKEN Elite RGB 360、たった1ヶ月で壊れる
PCを組んだ当初は問題無かったんですよ。
簡易水冷は初めてだったので最初に電源を入れる時はドキドキしたのですが、別に何のトラブルもなく起動し、ポンプ表面の液晶画面に温度が表示されて、ちゃんと冷えていました。
それから1ヶ月間、何も問題無く動作していました。
今回、これもNZXT製の完全に中が見えるPCケースで組んだので、PC起動中はポンプ表面の液晶画面が嫌でも目に入ります。
「ほぅ、情弱欺しのボッタクリ商品にしては中々良く冷えるじゃあないか」とあれだけ毛嫌いしていた水冷クーラーへの疑念が薄れかけていました。
ところが丁度1ヶ月を過ぎたある日、ふと見ると、PC起動中にも関わらず水冷ポンプの液晶画面が真っ黒のまま何も表示されていないんですね。
え？と思ってラジエーターを見ると、ラジエーターファンも一切回転していない。
つまり、どう見てもCPUクーラーが全く動いていない。
PCケースの上部排気口に手をかざすと、ハワイ・キラウェア火山のマグマ溶岩流並の熱気が立ち昇っています。
さすが爆熱CPUのIntel Core i9-14900KFだね、じゃなくて、これはマズいと慌ててひとまずPCをシャットダウンしました。
昨日まで問題無く動いていたのだから配線が間違っている訳はありませんが、一応ケースを開けてチェックしました。
目で見て分かる範囲の問題はありません。
再度電源を入れるも、やはりポンプ表面の液晶画面はブラックアウトしたまま、ラジエーターファンは微動だにしません。
それでもOSがしれっと起動するという事は、マザーボード的にはCPUクーラーは接続されている認識らしい。
こういう場合、考えられる可能性としては、
- 簡易水冷クーラーの何かが故障している。
- 電源ユニットが故障しており、クーラーに電源が供給されていない。
- マザーボードが故障しており、クーラーに起動信号が送られていない。
の3つですが、ケースファンは全て動いているし、OSも起動しています。
画面も表示されているのでグラボも平常運転です。
ただCPUクーラーだけウンともスンとも動かない。
これはもう、CPUクーラーがポンコツなんでしょうと判断せざるを得ません。
私はAmazonのヘビーユーザーなので、このクーラーも当然Amazonで購入しました。
もちろん事前にユーザーレビューは読んでいます。
私は特に★1の意見を参考にします。
この商品に対して★1を付けている人は5%存在しています。
つまり、5%の確率で何らかのトラブルが発生すると言えます。
なので、たまたま私もその5%を引いてしまった、という事ですね。
どんな商品にも一定の確率で不良品は紛れ込むし、ましてやPCパーツなんて元々いろんなリスクがありますので、これは運が悪かったと思うしかありません。
それは理解しているのですが、とは言え最近は滅多にこんな事は無かったので、ハズレの5%を自分が引いた事実に対して決して容認できるものじゃありません。
もう二度とNZXTの製品なんぞ買わん、と思いました。
Amazonの返品期間を過ぎてるけど、返品・交換・修理はどうなる？
Amazonで購入した商品の返品可能期間は商品が配達されてから1ヶ月です。
そして、この商品には保証書等は一切同梱されていませんでした。
ですがAmazonの商品ページには「日本正規代理店製品 保証6年」と書かれています。
私が購入した個体のポンプが起動しなくなったのは、ちょうどAmazonの返品期間である1ヶ月を過ぎたタイミングでした。
さて、この場合返品・交換・修理についてはどうなるんでしょうか？
Amazonの返品処理について
Amazonで商品を購入した場合、配達完了から1ヶ月以内且つ、条件を満たしていれば返品が可能です。
購入履歴から該当商品の注文を見ると、返品期間内であれば「商品の返品」というボタンが存在します。
ここを押すと、返品理由等を記入するフォームが現れて返品処理ができます。
商品に瑕疵・不足があると言った販売側の責任で返品する場合は送料着払いで受け取った商品を送り返します。
アパレル商品でサイズを間違えて注文した、と言った購入側の責任の場合は送料元払いで送り返します。
クレジットカード決済の場合、注文確定時点でクレジットカードに代金請求がされているかと思いますが、返品処理が完了した後、一定期間後に同じクレジットカードに対して返金されます。
「返品」期間を過ぎているが「保証」期間内の場合はどうなる？
今回のケースがこれで、非常に分かりにくかったです。
返品期間を過ぎているので、まず注文履歴から「商品の返品」ボタンが消えています。
別の商品ですが、返品期間を過ぎているとこんな感じになります。
私が今回購入した商品のページを改めて詳しく見ると、
- 出荷元：Amazon
- 販売元：Amazon
- 日本正規代理店製品 保証6年
という情報は読み取れます。
繰り返しになりますが、送られてきた商品には「販売代理店を示すシールや書類」が一切無い状態でした。
返品期間を過ぎたが、商品ページには保証6年って書いてある場合、一体どこが保証してくれるの？というのが全く分かりません。
Amazonの商品には、下のように
・カスタマーサービス：Amazon
と書かれていたり、
このように「商品のサポートはメーカーに問い合わせてくれ」と明記されている場合があります。
カスタマーサービス＝AmazonならAmazonに、メーカーサポートと書かれている場合はメーカーに問い合わせれば良い、というのが分かるのですが、今回のケースではこういった情報が全くありません。
商品ページに「日本正規代理店販売」とありますが、いやそれは具体的にどこ社よ？という情報が無い。
”NZXT サポート”でググると「商品に販売代理店のシールが貼ってある場合（アスクとか）はそこに連絡する」という記事を見つけましたが、そんなシールは無く、その場合「Amazonが販売代理店である」とまことしやかに書かれています。
その場合じゃあ具体的にどうするのよ？という話です。
結論から言うとAmazonのサポートセンターに連絡する、という手段で解決しました。
注文履歴から商品サポートへアクセス
Amazonユーザーには分かると思いますが、注文履歴から過去に購入した事がある商品のページを開くと、上のように「レビューを追加｜商品サポート」というリンクがあります。
この商品サポートを押すと、サポートへのお問い合わせ・サポート依頼というリンクがさらに現れます。
このリンクを辿るとさらに何階層もタライ回しにされますが、決して諦めずに「Amazonカスタマーサービスへチャットで連絡する」という意味の選択肢まで進めましょう。
そうするとようやくチャットウィンドウが開き、担当者が割り当てられます。
このチャットウィンドウ上で、テキストベースですが担当者に事情を説明する事ができます。
これは流石Amazonと言うべきか24時間対応なので、深夜3時だろうとすぐにテキストチャットによる会話が始まります。
私はこのチャットで、商品が1ヶ月で動かなくなった事、保証6年と書かれているがどこに連絡すればいいのか分からない事を伝えました。
すると担当者は淡々と「では交換か返金どちらを希望しますか？」と聞いてくるので、返金希望と返しました。
交換にせよ返金にせよ、まず先に受け取った商品をAmazonに送り返す必要がありますが、その手順について案内メールが送られてきます。
今回のケースでは当然送料は相手負担です。
返金っていつ、どうやって確認できるの？
返品処理完了＞返金処理完了という流れで進み、それぞれ処理完了メールがAmazonから送られてきます。
本当に払った代金が戻ってきたかどうかどうやって確認するの？というと、これはAmazonから返金処理が完了したというメールが送られてきてから１週間ぐらいしてクレジットカードの請求ログに「-\49,000」のような形で記録されていました。
どうもクレジットカードに返金された場合、請求ログに「(マイナス)商品購入時の代金」と記録されるようです。
この商品の購入時に得られたAmazonポイントは、返金されたのでしっかりマイナスされます。
ちゃんと代金が戻ってきたのも確認できたし、Amazonの商品ページに書かれている保証期間は嘘偽りでは無い、という事ですね。
とは言え、返金を要求するまでの導線が非常に分かりにくかったです。
結論・簡易水冷はやっぱりクソ
NZXTは「簡易水冷の寿命が3年程度だって？ウチの商品は6年保証だよ」とか言うイキッたツイートをしてますね。
ですが現実は「NZXTの5万円近くする簡易水冷は1ヶ月でぶっ壊れる」でした。
今回、Amazonはちゃんと返金対応してくれましたが、CPUクーラーが動かない状態じゃそのPCは使えません。
早急に別のクーラーを購入して載せ替える必要があります。
いや･･･CPUクーラーの載せ替えなんて自作PCで1番やりたくない作業だわ。
それに今回初めて簡易水冷クーラーを導入して知りましたが、水冷のCPUクーラーって配線が空冷の100倍面倒です。
ファンｘ3の電源、ポンプの電源、ピカピカ光らせるためのRGBコントローラー？の配線x3とか、たかがCPUクーラーのくせにお前はクリスマスツリーかよってぐらい電線を張り巡らせる必要があります。
空冷のCPUクーラーなら4ピンコネクタ1本で完結するのに、もうね、馬鹿かアホかと。
お前はクリスマスのイルミネーションかよと。
お台場イルミネーション”YAKEI”()かよと。
しかも寿命1ヶ月なので、1ヶ月毎にこのクッッッッッソ面倒なパーツを交換する必要があると考えると、控えめに言っても世に出してイイ商品じゃないですね。
私は今回の件で懲りましたので、CPUクーラーは空冷のSCYTHE MUGEN6に載せ替えました。
このお値段\6,500程度の空冷クーラー、全く問題無くCore i9-14900KFを冷やしてくれています。
MUGEN6については、そのうち別の記事でレビューしたいと思います。
